高橋 幸代 (たかはし ゆきよ)
作曲家
大阪府出身、神奈川県在住。
幼少期よりヴァイオリン、ピアノ、ヤマハ音楽教室にて作曲を学ぶ。
横浜国立大学教育学部附属鎌倉中学校2年在学時、創立50周年記念歌《呼びかけよう遥かな海に》を作曲。作曲家を志す大きなきっかけとなる。
神奈川県立神奈川総合高等学校個性化コース卒業。
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業、アカンサス音楽賞受賞。
同大学院修士課程作曲専攻を首席で修了、大学院アカンサス音楽賞受賞。
これまでに作曲を大田桜子、故 北村昭、佐藤眞、福士則夫の各氏に、
ピアノを荻野雅子、中西淑子、山口英里子、北川暁子の各氏に師事。
東京藝術大学演奏藝術センター教育研究助手、同COI拠点 インクルーシブアーツ研究グループ特任研究員などを経て、現在、東京藝術大学演奏藝術センター非常勤講師、(一社)日本作曲家協議会理事。
2009年 10th Young Euro Classic(ベルリン)にて管弦楽作品《sandra -光満ちる海へ-》が高関健指揮、東京藝大シンフォニーオーケストラにより演奏され、ARDドイツ公共放送にてラジオ放送されたほか、ACLアジア作曲家連盟音楽祭2011 in 台北(青年作曲賞コンペティション)、2014 in 横浜、日本の作曲家2014「U40」、「CLASSIX Kempten -12. Internationales Festival der Kammermusik in Kempten」(アールガウ)など、国内外の多数のコンサートや音楽祭にて作品が演奏されている。
ベルリンを拠点に活躍するコントラバス奏者 高橋徹氏が率いる「アンぺルマン室内楽コンサート」、前ウィーンフィル・コンサートマスターのダニエル・ゲーデ氏が率いる「フレンドシップ・コンサート」室内楽日本ツアーへの作品提供は10年に及び、特に高橋氏の委嘱による《BERLIN 1920s》(2013)は、様々な編成のアレンジにより世界各地で演奏されている。
また、テレビ東京系列『バチカン図書館の扉』のテーマ音楽ほかテレビ番組やイベントの音楽、クラシック、ポップス、ジャズ、タンゴ、ミュージカルなど様々なジャンル、室内楽からオーケストラ、合唱まで多様な編成による作曲・編曲を手がけている。
作曲活動とともに、2012年より東京藝術大学演奏藝術センターにて「障がいとアーツ」授業・イベント、2015年に発足した同大学COI拠点 インクルーシブアーツ研究グループでは、「だれでもピアノ®」 をはじめとする障がいのある人のためのデバイスやワークショップなどの研究開発に情熱を注いできた。
「だれでもピアノ®」は特許(6744522)を取得し、BBC Worldほか国内外のメディアで取り上げられるなど発展を続け、その軌跡をまとめた書籍『ひとさし指のノクターン 車いすの高校生と東京藝大の挑戦』や楽譜『だれでもピアノ® 一本指から弾ける! 贅沢伴奏と楽しむピアノ連弾 ~演奏ポイント&指の練習付き~』(ともにヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)も発売されている。